2019/01/28

インフルエンザ対策でのマスクの功罪

 冬になると必ずやってくるのが季節性インフルエンザです。この頃より、マスクの需要が高まります。
 連日のようにインフルエンザ対策として、「手洗い」「うがい」「マスクの着用」がテレビ等で伝えられていますが、はたしてこれらの対策が有効であるのか、無いのか、皆様は深く考えずこれらを履行されておられますが、専門的に申しますと、ほぼ効果はないと考えられます。特に、マスクの着用に関しては意味がないと言えます。薬局等で販売されている三層マスク(ウィルス対策用)がウィルスを防ぐという事はありえません。マスクでは、ウィルスの侵入は防げないからです。
 マスクを買った時に箱に書いてある性能欄をよくご覧下さい。『BFE・AFP 99%以上除去』とあるのは、菌や花粉に対しての基準であり、それよりもはるかに小さいウィルスを指しているものではありません。
 しかし、そんなウィルスでも、これらのマスクは多少は止める事は出来ますが、問題はウィルスが数個入っただけで体内で増殖します。要するに、マスク着用でたまたまウィルスを捕集したとしても、暴露時間が長ければ長いほどウィルス侵入の確立は高くなります。
 さらに、マスクの性能として完全密着は不可能であり、ある研究機関の調べでは30~60%不完全密着(個人差有)の状態であり、そのことがさらに捕集効率を悪くしているのです。
 結論としましては、ウィルスに対してのマスク効果はないという事です。
 これは、「手洗い」「うがい」も同様と言えます。ウィルスは空気感染しますから何をやってもダメなものはダメで、唯一できることはウィルスに感染しても発症しないだけの体力をつけることです。誰にでもウィルスは侵入しており、免疫がありさらに体力があれば疾患率が低くなります。マスクを着用すれば、安心・安全と思い人ごみの中に出る事が一番危険ではありますが、社会生活の中ではこれもかなわないことでありますが、マスクを着用することが全てではなく、普段の生活が一番大切であると認識して下さい。
 「マスク」「手洗い」「うがい」は万能ではなく、単なる気休め程度であると思った方が賢明です。
 菌や花粉とウィルスの危険度合いは、全く次元が違う怖いものです。
 これら季節性ウィルスとは別の新型インフルエンザウィルスの対策はまた、別の次元の問題ですが、これについては次の機会にお話しさせて頂きます。