2019/02/14

豚コレラ発生に関して

 昨年秋に岐阜県で発生した豚コレラが、いまだに終息せず拡大を続けています。
 イノシシ由来と言われているものの不明な点があり、そのルートの確定には至っていないのが現状です。この豚コレラは、人には感染せず、感染した豚肉を食べても人の健康への影響は無いとニュースの最後に必ず報道されていますが、はたしてそれが正しいのかを考えてみたいと思います。
 豚と人間の組成は非常によく似ており、人を宿主とするウィルスと豚を宿主とするウィルスは、時として互いの体内で変異を起こす事が過去に何度となく繰り返し行われております。
 10年程前にアメリカで発生した(メキシコとも言われています)豚インフルエンザ(H1N1)が日本に入ってきた時は、日本でパニック状態になった事は記憶に新しいところでありますが、豚インフルエンザウィルスが今の季節性インフルエンザウィルスとなっている事を考えると、今回の豚コレラが人に感染しないとか、豚肉を食べても大丈夫であるとは言えないと考えます。
 ウィルス変異は、いろんな条件の元、突然起こることです。その新ウィルスが高病原性か低病原性かによって、人間に多大なる影響を与えます。その変異の可能性を今回の豚コレラに当てはめて考えるとき、豚コレラ発生事業所における殺処分等の防疫体制が、テレビのニュース等で確認する限り、あまりにも無知・無謀である事に驚かされます。誰がトータルマニュアルを作成したかわかりませんが、あのような防疫体制では拡散の可能性は限りなく存在します。豚コレラは人には感染しないという安心感が人の間に表れているのかもしれません。
 鳥インフルエンザが発生し、新型に変異した時を想定した中で、今回の豚コレラ対策をとって頂きたいと願っております。
 豚コレラも、鳥インフルエンザも対策は同じであると理解する必要があります。手順・方法は全て同じように対応しないと、いざという時に人の行動に違いが出ることを恐れるわけです。
豚コレラの発生は、ある意味防ぎようがなく、ましてや養豚業者に責任を押し付けるのも間違っています。問題は、拡散を抑え、すみやかに終息させる最良最善の方法をとる事です。そういう意味で今回の豚コレラ対策においては問題が多いわけです。
 今冬は、いまだ鳥インフルエンザが日本において発生していない事は、少し奇異に感じていますが、この問題に関しては推移をみながら今後お知らせして参ります。