防護服(防疫服)など防疫対策・感染予防、各種衛生用品の製造、輸入、販売

私が現在の仕事(衛生材料用品)を始めた時、弊社ホームページにも掲載した事ですが、21世紀は核の脅威より、ウィルス拡散の脅威の方がはるかに高いと言って参りました。約30年程前になりますが、それ以来何度かの新型ウィルスの発生がありましたが、幸いにも低病原生であったり、地域限定であったりで、世界的なパンデミックの発生には至っておりません。
今回のコロナウィルスが21世紀初の世界的パンデミックウィルスと申せますが、このコロナウィルスも低病原性であり、世界の破滅には至らないと考えます。
しかし、世界のグローバル化による伝播のスピードは数十年前とは比べようもなく速くなっています。数日の規制の躊躇が信じがたいようなスピードで拡散してしまいます。
前回のコラムにも書きましたが、人は時が経てば忘却します。そして「たぶん大丈夫だろう」と油断が生じます。それは、しごく当然な事で人々は常にウィルスを意識して生活していないからです。その時々で国も、市民も対応するものです。
今回のコロナウィルスは、そういう意味で低病原性で良かったと申せます。国民の自主的自粛ですんでいるのですから・・。感染率20%以上、致死率20%以上の高病原性ウィルスの出現なら、強制隔離(ノックダウン)しても有効ではなく、壊滅的被害が発生します。経済を動かしながら終息させる事は不可能であります。
今回のコロナウィルスでは、日本においてお亡くなりになられた方々には、哀悼の意を表しますが、他国に比べて圧倒的に感染者が少ない事に安堵し、今後秋冬の感染ピークをうまく乗り切っていくことが、次の新型ウィルスに少しでも対応できる方法を学んで頂きたいと願っています。
マスクの買い占めに躍起になるだけが、やるべき事ではありません。

次回は、病院での感染防護服について考えます。