防護服(防疫服)など防疫対策・感染予防、各種衛生用品の製造、輸入、販売

弊社は、創業以来サージカルマスクを輸入・販売して参りましたが、営業に行く時に「このマスクをすれば安全・安心です」とは決して言わないように指導しておりました。逆に、マスクをすればより危険性が増しますというようにしておりましたし、今もこのスタンスは変わりません。
では、なぜこういう営業をするのかと言いますと、使用者に正しいマスクの使用と理解をして頂く為です。ご存じのようにサージカルマスクは、菌やウィルスを防ぐために使用するのですが、このマスクが時として間違った使われ方をしてしまいます。この多くは、使用者の認識の違いであるのですが、これが安心と安全の認識に繋がっているのです。安心と安全は同意語ではなく、全く別の意味をもちます。安心は、人の心の中にあり、人によってその心根に大きな違いがあります。安全とはマスクについては、科学的根拠であって、確立した道理に基づいています。
使用者がサージカルマスクをつける時、これをもって安心と感じるのか、安全と感じるのかで、マスクの持つ意味は大きく変わるものですが、このマスクが安全であるかという事は絶対に言えません。それは、科学的にであれ、人の行動認識においても、安全とは言い切れないのです。
サージカルマスクで100%菌やウィルスを防ぐ事は不可能な事であります。
そして、安心してマスクをするという事により、使用者が間違った安心感を持ってしまいます。サージカルマスクに多少の防護効果があったとしても、マスクを外した時の無防備な行為が今までのマスク効果を帳消しにするという危険性がその安心感の中に潜んでいるのです。
私は、いつも社員に言っているのですが、マスクを安全・安心と言う前に、マスクをつける恐ろしさがあるという事を認識しておくようにと。
科学防護服に関してもマスクと同じ認識が必要です。

次回は、この科学防護服について述べたいと思います。