11月に入り、季節性インフルエンザが少しづつ増えて参りました。それと同じくして、コロナウィルスの感染者も増える傾向にあります。このまま、11月後半から12月に入ればコロナウィルスは急拡大するのかの予想ですが、これは同じ北半球にあるアメリカやヨーロッパを見ていれば、ある程度の予測はつくのですが、何しろ日本と比べて数百倍の感染者が発生している国を見ていると、なぜこれほどの差がでるのか理解に苦しむところであります。
マスク・3密・手洗いだけで、これだけの違いは決してつかないものです。日本人のこれらの対応だけで感染者が抑えられるはずもなく、全く別の理由があると思います。
確かにヨーロッパやアメリカでのマスク着用率は、日本に比べて低いですが、皆無ではありません。また日本人が着けているマスクに完全な有効性があるとは申せませんし、3密も今はほとんど守られておらず、手洗いも10分おきにしているわけでもありません。
それでは、何が違うのかという一番の要因として、ウィルスの型が違うのではないかという事です。ヨーロッパのウィルスの方が、病原性が高い可能性です。現在、世界中で渡航禁止処置により、人々の往来が行われておらず、日本でのコロナ禍は日本だけの型で流行しており、これがアメリカ・ヨーロッパに比べて低病原性である為に、感染の拡大が抑えられているという事です。
もし、この現状が正しければ海外渡航が拡大し、アメリカ・ヨーロッパとで人の往来が拡大すれば、当然違ったウィルスが入ってくる事が予測されます。
その時は、日本の今までの行動パターンが大きく変化する可能性があります。その時になって初めて、マスクや手洗い等の有効性が問われるものと思います。
海外渡航の自由を今しばらく猶予し、今の日本人がとっている行動様式ですむように、国は真剣に考えるべきだと感じます。マスク・手洗いが一番有効であると信じている日本人を何とか過ごさせて頂きたいと節に思います。
次回は「いよいよインフルエンザの季節」について述べたいと思います。