コロナ禍の前の病院施設における防護用品は、日本においては世界トップレベルの防護体制で行われておりました。しかし、これら病院内で使用する防護ウェア等のほとんどが外国製です。これらは平時であれば何の問題もなく運営されており、皆はそれを何の疑いもなく安心しておりました。
このコロナ禍を戦時と捉えた場合、今まで普通に出来ていた事が急に変化することは当然の所で、それに対応する事前の準備が行われていない場合、混乱が生じます。
ましてや、備品の多くが外国に頼っていたら、なおさら大きな問題となります。平時にどれだけの準備と備蓄を計画しておくかが、戦時における混乱を避ける唯一の方法なのですが、日本においては政府も国民も平和ボケで全くの緊張感も計画性もなかった事になります。その結果が、春からの病院の崩壊へと繋がっていきます。
さて、ここで良く考えたいのですが、平時で使用されていた手術衣等を中心とした病院防護服がはたして有効であるのかという問題があります。これらの防護服がコロナ禍においても潤沢に用意されていたならば院内完成は発生しなかったというと、それは違う問題で重要な事はコロナウィルスに対応できる防護服であるか、どうかがもっとも重要な事なのです。
簡単に言えば、防護服が不足した時に手術衣の代用として、ポリエチレン製のゴミ袋を防護服として使用している所をよくテレビでご覧になったと思います。
「なんと嘆かわしいことだ!」と現実を嘆かれたと思いますが、本当はこのポリエチレン袋の防護服がコロナウィルスに一番効果があるのです。
その理由は、次回に述べます。